今すぐできる!シックハウス対策 06
-- ダニ対策 その2 --
ダニやダニアレルゲンを除去する方法の次は、ダニの増殖を予防する方法について説明したいと思います。
家の中からダニを追い払っても、放っておくとまたすぐにダニは増えてしまいます。
定期的に家の中からダニを除去することはとても大事ですが、ダニが増えないように予防することはさらに大事です。
かといって安易に防ダニ剤などを使うと、これまたシックハウス症候群の原因を増やしてしまいます。
そこで、防ダニ剤などを使わずに、ちょっとしたコツでダニの発生を抑える方法を説明したいと思います。
ダニが生育しにくい環境とは?
ダニは、25℃〜30℃、湿度は60%以上の環境で活発に活動するといわれています。当たり前の話ですが、ダニにとって快適な環境じゃなくしちゃえば、確実にダニの数は減らせます。
ですが、25℃〜30℃というのは人にとっても快適な温度の範囲です。
居住者の快適性を考えると、どうやら温度でダニを制御するのは難しそう。
そこで、湿度で制御する方法を取ります。室内の湿度を40%〜50%とするとダニは増えにくく、しかも人間にも快適なので一石二鳥です。
秋・冬は空気が乾燥しているので、換気によって室内の湿度を下げることができます。しかし、夏場はどうしても外気の湿度が高いため、換気しても室内の湿度が上がりがち。そのようなときは、エアコンの除湿機能を使ったり除湿機を使うことが効果的です。
ダニを抑制 除湿機
掃除でダニのエサを除去!
ダニは人のフケや食べカス、埃、チリなどを摂食して生きています。こまめに部屋を掃除して清潔にしておくことでダニのエサを減らし、ダニの増殖を抑えることができます。
また種によっては、カビをエサにしているダニもいますので、カビを減らすことで連鎖的にダニを減らすこともできます。
ダニの棲みかを乾燥させる!
ダニが好む場所は布団や、じゅうたんや、畳の中です。このような場所の湿気が多いとダニとってはまるで天国。
快適な環境であれば、増殖するのは必然です。
特に布団は、人が寝ている間にかなりの水蒸気を出すので、ダニの成育の絶好の場になりがちです。布団やじゅうたんをまめに干して乾燥することで、ダニが棲みにくい環境にするとことが必要です。
また、押入れなども湿気が溜まりやすいので、ダニにとってとても好都合な場所となります。 ですが、押入れや収納などは空気が淀むので、ただ戸を開けるだけではなかなか換気できませんよね。そこで登場するのが扇風機です。
このような場所は扇風機を使って中の空気をかき出すと効果的に湿気を取ることができるのです。
ダニの棲みかを減らす
上で挙げた布団やじゅうたん等の他にも、屋内観葉植物の鉢もダニの格好の棲みかになります。
布団は必需品なのでもちろんなくすことはできませんが、じゅうたんの使用を避けたり、観葉植物の数を減らしたりすることで、ダニの数を減らす効果があります。
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